天竜川に沿って北上すると中流域に浜松市天竜区があります。そこからさらに支流の阿多古川を遡ると石神地区に辿り着きます。
その学校は木々に囲まれた小高い場所に残っていました・・・。
浜松市天竜区石神にある旧石神小学校は、昭和2年に石神尋常小学校として建てられました。昭和44年に廃校になるまで、激動の日本を見守り続けて、多くの卒業生を送り出しています。木造二階建校舎は、廃校後には集会所や縫製工場などにも使われたそうですが、平成2年から「天竜ウッドワーク事業協同組合(昭和61年設立)」が木工品の作業場として使用していて、ヒノキ材を中心に、学習机やイスを作っており、県内外に製品を供給しています。家賃は月額1万円強とのことでしたが、今日まで解体されずに有効活用しているのは嬉しいですね。
訪問した日は作業中にもかかわらず、校舎内(作業場)まで入れていただきました。木の温もりと、作業していた人たちの温もりを感じながら撮影することができました。今でも子供たちの歓声が聞こえてくるようです。

昭和2年に建てられた木造二階建て校舎。

時間が止まったように、時計も止まったまま・・・。

二階教室の窓。

林業の街に相応しい建物です。

校舎入り口には二宮金次郎の像が・・・。

現在は教室内が木工作業場になっています。

一階西側校舎内。

一階東側校舎内。

職員室の表示もそのままで・・・。

室内は作業場になっています。

職員室内で作業をする親方さん。

西側裏の出入り口。

西側作業場で仕事をしていたお母さんには、この学校にまつわる色々なお話を聞きました。

二階西側作業場。

二階へ上がる階段の紅白の丸い印は、上りと下りの通行位置を示したものです。

階段を見上げる・・・。

二階から見た階段降り口。

二階の階段脇の壁には卒業記念に画いたと思われる動物たちの絵が残されていました。

二階西側校舎内。

二階東側校舎内。

二階から見下ろした階段。

校舎中央出入り口。

校庭。






ご覧いただき、ありがとうございました。FC2 Blog Ranking↑
ブログランキング参加しています。クリックしてね!
スポンサーサイト
- 2010/02/22(月) 00:00:10|
- 文化財
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0