南宋の武人 岳飛(1103-1141)の廟です。「王」の字がありますが王族ではありません。
南宋軍中最強の岳家軍を率いて北の異民族である金軍を破った大将軍ですが、政治的な後ろ盾は少なく宰相の秦檜に陥れられ、無実の罪で獄中毒殺された悲劇の英雄です。
庶民が彼を敬愛すること深く(秦檜を憎むこと強く)南宋朝廷の死後約60年後に「王号」を追贈し廟を建てました。岳王廟。

岳王廟入り口。

岳飛の像を参拝する人たち。

岳飛の像。国民的英雄として祀られています。

岳飛の養子の岳雲像。

岳飛軍幹部の張憲像。

岳王廟本殿の忠烈祠。

岳飛記念館。

これは秦檜と彼の妻の像で、秦檜への憎みが強く、鉄人像として再生させ、さらしものの刑にかけ、醜を天下に晒させたいという後世の民衆の思いで作られたそうです。

こちらは秦檜の臣下の像。

門を挟んで臣下の像と秦檜夫妻の像が並んでいます。

墓前の両側には三対の石俑が並んでいます。

こちらにも・・・

岳飛とその息子岳雲の陵墓。

門の両脇には「青山有幸埋忠骨,白鐵無辜鑄佞臣」と書かれています。

門から見た岳飛とその息子岳雲の墓。

廟堂壁面大書「尽忠報国」
FC2 Blog Ranking↑
ブログランキング参加しました。クリックしてね!
スポンサーサイト
- 2009/09/30(水) 00:01:00|
- 中国:浙江省
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0